この紙おむつ、吸わないよ。
やっぱ安物はダメだね。
質悪いわー。
結局使い捨てだから仕方ないよね…などなど。
こんなこと言っているお友達に心当たりないかな?
おむつ大明神(※自称)に将来なりたいと思ってる鶴丸としては、非常にプンスカ怒っている。
物理的に入らないものは、吸えない!
吸引力が変わらないダイソンの掃除機でも、
がっちり建ってる家は吸えないでしょ?
吸い込みノズルよりでかいモノが吸えたら恐ろしい!ブラックホールか!
おむつが頑張っても吸えない物体を吸わせようとして、
もちろんうまくいかなくて、
ダメ出しされて悲しむ紙おむつ。
健気にふんわり頑張っている紙おむつにだって、
苦手なものはあるんだよ…というお話。
紙おむつが苦手なこと
紙おむつにだって、得意なことと苦手なことがある。
忘れた。そんなものは知らん!という方は、
紙おむつが得意げに吸うものから確認ダッシュだ!
さて、本題の『紙おむつが苦手なこと』。
簡単にまとめると、こうなるよ。
- 粉は吸えない。
- もちろん、粉より大きな物体も吸えない。
- 混ざりものがなくても、粘りがあると苦手。
- 血液も得意じゃない。
- 泥水を吸おうとしたら、詰まる。
思わず、心の声が大きく出てしまったけれど、
紙おむつは、混ざり物…全体が水っぽいとか、ほぼ液体でも、
細かい固形物が混ざっていると詰まってしまう。
詰まってしまうと、
後から来た液体混じりのモノが、素早く吸収されずに行き場を無くして、
背モレ・横モレ警報。
紙おむつを詰まらせて吸収力を落としてしまう、具体的な実例
直球ストレートに言うと、下痢状態の便。
ほぼ水状態だと、水様性便とか表現されたりする。
軟便(なんべん)とも言う。
これ、お腹の調子がとても悪いときだけじゃない。
便秘気味で、お通じを良くするためにと、
お医者さんが下剤を処方しているときもあるんだ。
尿を吸う設計の紙おむつのままだと、軟便が出たときに、
吸いが悪くて(軟便ごと)モレた!という事例が多い。
確認できるだけでも本当に多いから、
原因に気づかないままモレに困っている人、相談できない人、たくさん居るはず。
\便モレで困ってるのは、1人だけじゃないぞ!/
普通の紙おむつが、下痢状態の便を吸収するのが苦手な理由
下痢状態の便(軟便)を、普通の紙おむつが吸収するのを苦手としている理由は、
細かく言うと長くなるので、ざっくり表現するね。
これまで、詰まると表現してきたように、
主に吸水面。特に表面が分かりやすい。
紙おむつの吸水面の網の目は、
肌当たりを優しくするためと、中の吸水材が出てこないようにきめ細かい。
サラサラの液体である尿の吸収がメインだから、これでも問題なかったわけだ。
下痢状態の便は、どうしても尿より大きなモノが混ざっている。
普通の紙おむつでは、吸水面の網の目が細かくて、手前で詰まってしまうんだ。
詰まらせないようにするなら、吸水面の網の目を大きくすればいいんじゃないの?
吸水面の網の目を大きくすれば、詰まらないよね!
こんな声も聞こえるけれど、
吸水面の網の目を大きくする=詰まりにくくするということは、
表面の肌当たりが少しざっくりした感じになる。(今の技術では)
敏感肌で、自分の肌に合う紙おむつを探す人にとっては、
普通の紙おむつが全部ざっくり風合いになるのは厳しいかもしれないね。
下痢状態の便(軟便)を吸えない苦手を克服した、おむつと併用するパッドが登場
日本のおむつメーカーは、すでに解決策を出している。
軟便をいかに吸収して逃がさないかに特化したアイテム。
鶴丸もお困り相談の時には隠しアイテムに持っているくらい、
しっかり吸ってくれる。
交換が楽になったよ! 軟便の横モレが気にならなくなったよ!と、お役立ちアイテムには違いないんだけど。
- そこら辺のお店に、だいたい売ってない。
- 普通の紙おむつと比べると、割高。
特に、手に入れにくいのが玉にキズ。
介護ショップか、病院か、薬局か…対面販売だと置いてないコトが多いので、
協力してくれるお店だと、お取り寄せになってしまうそうな。
現状だと、いちばんお手軽なのはインターネット通販になってしまうけれど、
知らないよりは、1つでも対処法を知っているだけで心強いよね。
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見た目はこんな感じ。
あなたが本当に困ったときには、検討の1つに加えてみてほしいな。