部屋の隅々まで掃除をしても、
布団やシーツ、衣類を洗濯しても、
どうしても消えていない気がする、介護独特の、あのニオイ。
尿臭、便臭、こもる汗臭が気になるときは、発想の転換。
部屋の中の大きな布を洗ってみよう。
ニオイの成分は、空気中に舞いあがり、部屋のあちこちに着地している
尿臭、便臭、こもる汗臭・・・
できればキレイに除去したいけれど、
ニオイは目に見えない。
キレイにしたつもりなのに?
なんだかにおう・・・?
ニオイの成分は、ニオイの発生源から揮発(空気中にニオイ分子が拡散)して、
鼻に到達するからニオイとして認識している。
ニオイ発生源から舞い上がったニオイ分子たちが、
お部屋の中を浮遊して、
ホコリにくっついたり、お部屋の凸凹したものに不時着して、
ふとしたときに再度舞い上がって鼻へ到達。
これが、掃除したのに時間差でニオイを感じる仕組み。
ニオイの成分が付着したものは、汚れていなくてもニオイ移りしている
尿臭、便臭、こもる汗臭・・・
できればこんなニオイの成分は残したくない。
残さないようにしているのに、残っているときは、
部屋の中の大きな布に注目してみよう。
シーツや布団以外で、
部屋にある大きな布は、カーテン。
そう、カーテンにもニオイ分子は付いてしまうんだ。
シュッシュとニオイ取りスプレーするのもいいけれど、
でっかい布のカーテン。
それも両面。
消費、激しいかも・・・と、コスト面が気になるあなたに朗報。
カーテン、洗えるよ?
カーテン、でっかいから大変そうに見えるが洗濯は難しくない
カーテン、でっかいけれど、洗える。
洗うときは、洗濯ネットに入れて、洗濯機さんにお任せするのが簡単な方法。
カーテンを洗う
カーテンは大きいので、手洗いだとすすぎや脱水が大変。
手間もかかるけれど、水を吸ったでっかい布でギックリ腰警報だ。
洗濯するときは、洗濯ネットにざっくり畳んで入れて、弱めの水流で優しく洗ってね。
脱水も優しく、ソフトにすることがポイント。
ソフトって、ちょっと生ぬるいんじゃないの?洗えてないんじゃないの?
ソレがいいんだ!
- カーテン、1回で完璧にキレイにしようと思わないこと。
- 簡単な方法で、優しくマメに洗濯するほうが結果的にはキレイを維持できるよ!(ニオイ分子は着地しているだけなので、優しく洗うだけで離れるんだ。)
洗ったカーテンを、干す
どこに干すか?
カーテンレールに元通りにかけておけば乾くよ!
よく晴れた日、お日様が高くのぼっているうちに干してね。
窓を開けて換気しつつのカーテン干しだと最高だけど、
難しい、窓が開けられない場所なら、エアコンで除湿がんばろう。
カラリとよく晴れた、洗濯物がよく乾く日は、
朝のうちにに洗って干しておけば、ほぼ乾いてしまうよ。
- 洗ったカーテンは湿っているので、換気が重要。
- 水分をしっかり飛ばすことを意識しよう。
- カーテンを二重にかける場合、一気に洗うと、カーテンレールに戻したときに重なって乾きにくい。1枚ずつ洗って乾燥させよう。
(湿度持たせたままだとカビるよ。)
カーテン洗いで忘れがちな要注意ポイント
ポイントは大きく2つ。
ちょっとしたことなんだけど、うっかりすると大変なので先に挙げておくね。
カーテンが目隠しだと、洗ってる間は目隠しが無い
カーテンを目隠しで使っている場合、
カーテン洗濯中は、肝心の目隠しが洗濯機の中なんだから、目隠しが無いよ。
洗う決意ができたときは、
洗う前に他の目隠しを用意だ!
劣化カーテンは、洗うと崩壊の危険
カーテンが劣化(ボロボロ)していると、洗ったら余計にボロボロになる可能性アリ。
洗うのを諦めてカーテンを使い続けるか、
ダメもとで洗うか、
新調するかの3択だ。
ここ、すごく大事なので、洗う前にカーテンとよく相談してほしい。
まとめ
介護臭対策がきっかけとはいえ、
きちんとキレイ維持が出来ていれば、他のお部屋でも活用できるよ。
好きな香りの洗剤を使ったり、
あえて香り無し洗剤にして、お部屋のアロマを楽しんだり。
嫌なニオイは気分を下げるけれど、
好きな香りは気分を上げてくれる。
あとは・・・カーテン洗いを簡単にすると、
年末に気が重くなる大掃除もちょっとは楽になるかも!・・・と、
介護臭対策のはずが、活用できる効果のほうが多いんだ。
気になっちゃったお友達は、1枚からでも試してみてね。
ちょっとしたことだけど、素敵な香りライフを!(´∀`*)ノ